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2020-01-31

幸せの備忘録日記

人は、ほんのちょっとしたことで幸せな気分になれる。

特に「終わり良ければ全て良し」という言葉の通り、一日の最後に良いことがあると幸せになれる。

そしてそのちょっとした幸せが、大きな幸せに繋がる。

毎日毎日、日記をつけるようになって、そのことを実感した。

 

息子の夏休みの宿題で「日記を書く」というものがあり、息子が「なんで日記なんか書かなければならないんだ」と文句を言っていたので、日記を書くことの意義を説明したら「じゃあなんでお母さんは日記を書かないの?」と言い出した。

そこで、私は息子と一緒に毎晩日記を書くようになった。

日記を書くと、今日という一日を振り返り、なによりも自分の気持ちと向き合うことができる。

最初は好きなように自由に日記を書いていた。事実だけメモ程度に書く日も多かったが、何か思うことがあった日には思うままに自分の感情をぶつけた。

日記に良かったこと、嬉しかったことを書いた日は、とても穏やかで幸せな気持ちで布団に入ることができた。それは、たとえばお気に入りのテレビ番組がいつも以上に楽しかったとか、コンビニで買ったスイーツが美味しかったとか、駅で人助けをしたら感謝されたとか、そんなちょっとしたことだった。

嫌なことがあった日、何かイライラすることがあった日には、その気持ちを吐き出すように日記に殴り書きをしてから、良いことがあったかどうか思い出し、あればそれを最後に書き足す。無ければその場で良いことを作り出す。冷凍庫のアイスをひと口食べるとか、ビールを飲んでしまうとか、ちょっと高級なパックを使うとか、そんなちょっとしたことで気分は大分良くなる。

このちょっとしたことを日記に書くことで思い出して、一日の終わりが幸せな気分で締めくくられる。これは良い効果があると発見した私は、息子の夏休みが終わってからも続けて日記を書き続けた。

 

そんなことから日記を書き続けて、気付けば数年。最初はちょっとしたことから始めた日記は、日を重ねることに文字数が増え、内容も濃くなる。

あの日から書き続けた日記も、今は数冊になった。

私は日記を見返してみた。色々なことがあった。色々な感情があった。そして色々な私と家族の姿があった。もちろん苦しい時も辛い時もあったが、ちょっとした幸せの積み重ねが、こうして読み返してみると大きな幸せになっていることに気付いた。

何気ないきっかけから始めた日記は、時を重ねることに自分を深くしていった。なんだか自分の人生のお守りと備忘録のように感じる。

そんなことを感じながら私は今日も日記を書き続ける。

 

 

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